宇宙飛行士といったら、憧れの職業の一つですが、宇宙飛行士になる為の条件のハードルが高くて、夢を持つ人は多くても、実現は難しく、夢で終わった人も多いと思います。
しかし、これまでより応募のための基準が緩やかになったために、宇宙飛行士になるのが狭き門ではなくなりました!
日本の民間人として初めて国際宇宙ステーション(ISS)に12日間滞在した前澤友作氏の動画配信などを視て、宇宙に関心を持たれた方も多いと思います。
では、今回、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が13年ぶりに始めた宇宙飛行士候補者の募集条件は、どのくらい基準が緩くなったのでしょうか。
13年ぶりに宇宙飛行士を募集。学歴などの条件はどう変わった?
前回までの応募条件は
①自然科学系の大学(理学部、工学部など)を卒業したこと
②自然科学系の研究・開発の仕事に携わった経験が3年以上あること
③長期間の宇宙滞在に身体的・精神的に適応できること
④英語で十分なコミュニケーションができること
・・・などが条件でした。
まずこの応募の段階から狭き門でした。
しかし、今回からは、大学へ行っていない人でも、3年以上の社会人経験があれば応募できることになりました。
宇宙飛行士の応募条件で学歴不問は世界初とのことです。
さらに、英語力の条件もなくなりました。宇宙飛行士候補になった後に習得できると判断されたからです。
また、これまでの身長の下限も、158㎝から149.5㎝になったことで、身長が低くて諦めていた女性にもチャンスが広がりました。
これだけ、応募のための基準が緩やかになれば、宇宙飛行士になることは夢でなくなってきましたね!
宇宙飛行士の募集はいつまで? 応募した後は、どうなるの?
募集は2021年12月20日から始まり、2022年3月4日正午までです。
書類選考の後、面接や適性検査など合わせて4回の試験に合格すれば、2023年2月頃にJAXA宇宙飛行士に認定され、宇宙飛行士候補になります。
晴れて、宇宙飛行士候補に選ばれると、いよいよ勉強が始まります。
英語・ロシア語などの習得と科学技術の知識の勉強など、宇宙飛行士には必要なことなので、勉強があまり好きでなくても、気分は最高ではないでしょうか。
また、訓練も始まります。宇宙での活動を想定した無重力体験訓練やロボットアームなどの機器操作の訓練などです。
これまでに宇宙へ行った日本人宇宙飛行士は12人(女性2人)です。
今回、選ばれる宇宙飛行士は、月探査プログラムなどを行うそうです。
夜空に浮かぶお月様
数年後、あのお月様の月面を、あなたが歩いているかもしれません!
宇宙飛行士になりたい人は、是非、チャンスをつかんでください。
今回の募集を締め切った後も、5年ごとに募集をしていくようです。
JAXAの募集ページのリンクです。↓
2021年度、小学生がなりたい職業ランキングの 1位~3位までは次の通りでした。
1位 ユーチューバー
2位 漫画家・イラストレーター・アニメーター
3位 芸能人
今後は、宇宙飛行士がベスト3に入ってくるかもしれませんね。